2010年4月25日(日)、2010年度F.B.I. フローターマスターズトーナメントの第2戦が霞ヶ浦(茨城県)の小野川にて開催されました。
桜も散り、春が進むと思われたこの時期に寒波が到来し、朝の気温は3℃、水温10℃、無風。また、代掻きの水が各水門から流れ込み、水門付近を中心に水質は全体的に白にごり。
プラの様子では、濁りの影響からかバイトが遠いことと、釣れても600g程度の魚が多いこと。
それでも活性は低くないはずだと、本来シャローに居るであろうスポーニングに絡んだ魚を探すために選手たちは広いエリアに散っていきました。キッカーフィッシュは少ないもののキーパーサイズは多いといわれる小野川エリア、その結果はいかに・・・!




当日は気温が低く無風。温度差で煙が留まる。
大会のスタートエリアは小野川のワンド北側。ノンオール艇が3名、オール艇が20名の計23名のエントリー。昼前から気温が上がり、風が吹き始めてから状況は好転したようですが、結果は、やはりシャローエリアから持ち込まれた魚が多かった様子。そして予想通りキッカーフィッシュが一本も出なかったことで、3本のリミットメイクを達成した3名がそのまま上位のお立ち台となりました。



ノンオールのスタート。鏡のような湖面に緊張感が漂う。
大会を見守るお客様







オール艇のスタート準備

オール艇スタート!!
スタート対岸を流す保坂氏
今回はノンオールの今井氏
カバーを撃つ坂氏
岬周りを狙う内藤氏
初参戦の堀川氏
ゼロ戦デザイン画映える菅谷氏
釣りは真剣(笑)片岡氏
護岸に張り付く川村氏
それでは、お立ち台3名の紹介。
3位は、スタートエリアのワンド上流部にある非常に浅い川のカバーや、スタートエリア対岸のストレッチにある浮きゴミなどから、6本のキャッチで入れ替えを行い3本1720gを持ち込んだ菊地氏。


パターン解説にギャラリーは真剣
菊地氏は前回の牛久戦の優勝者であり、春のフラットレイクに強く、同じエリアを釣っていてもいつも彼だけが大量水揚げをするので、その釣り方は他の選手の気になるところ。
ルアーは?・・・「いつものアレ と いつものコレ」(センコー&テキサスリグ)
パターンは?・・・「パターンなんてないです。」
釣った場所は?・・・指を指しながら「あそことあそこ。 あと、あっち。」
アクションは?・・・「なんとなく。気分で。」
・・・うーん。。。強さを否定したい。
続く2位は、3本で1860gを持ち込んだ藤井氏(私です)。

3位の菊地さん同様、パターンはありません。新古渡橋から数えて2本目の橋まで上がり、上流域からスタートエリアまで下りながら釣りをして揃えました。ルアーはパワーホグのテキサスと5”プロセンコーのネコリグ。川の流れの裏側と浮きアシなどをザッとひと流し。前日行った3時間ほどのプラで600gほどの魚が簡単に8本釣れたので、大きい魚は諦めて、考えずに流しました。
そして優勝はこの男。ビッグフィッシュを含む3本2400gを持込み、霞ヶ浦での強さを見せ付けた長谷川氏。

ライブウェルから魚が引き上げられる期待の瞬間。
プラの時間がほとんど取れなかったため、棚→川筋→チャネルブレイク→オダ→アシという条件で地形変化の大きい小野川河口で粘り、魚の居所を絞り込んでいく釣りでグッドフィッシュを揃えた。ルアーはゲーリーミディアムクロー(ブラウン&オレンジ)のテキサスリグで、ここでは浅場にいる魚のコンディションが良かったとのこと。短時間でこの答えを導けるのが彼の強さの所以とも言えるでしょう。

お立ち台の3名
長谷川氏と菊地氏は2戦続けての連続お立ち台。
2戦を終えて二人のポイントは、互いに1位、3位、ビッグフィッシュ賞という驚異的な結果で、互いの手の内は知りながら、スタイルは全く逆。序盤戦にこのような見解は時期尚早だが、この2人が今年の優勝争いを引っ張っていくことは間違いない。あたかもセナとプロストの対決のように、今後の展開が愉しみである。
なお、今回初参加した堀川氏は下肢障害で日常生活には車椅子を使用しているため、フィンワークの代用としてエレキの使用を認めました。今回は自作のロッドをはじめ、見たこともないルアーが入ったタックルボックスを携えてF.B.I.に殴りこみ(笑)。堀川氏も初参加のメンバーとして例に違わず、他のフローター改造に興味津々でした。そして、「FBIってトッパーたちが集まるユルい大会だと思ってました。でも、みんなトーナメントに本気じゃないですか・・・。」という驚きと、「なぜ(他の人が自分より)速い?」「なぜ(フローターが)軽い?」といった疑問を抱き、次回に課題を残した様子。もともと手づくりが好きという彼の改造欲と釣り欲に火がついたようです。本気のフロータートーナメントF.B.I.にようこそ。
<成績表>
ビッグフィッシュ賞:長谷川和雄 965g
~順位表~
1位 長谷川和雄 3本 2400g
2位 藤井将之 3本 1845g
3位 菊池昭彦 3本 1720g
4位 保坂政博 2本 1105g
5位 飯塚賢一 2本 895g
6位 富永裕一 1本 775g
7位 川村俊明 1本 710g
8位 細貝浩一 1本 650g
9位 坂祐次 1本 630g
10位 土野究 1本 625g
11位 宮崎幸治 1本 270g
以下、12名ノーフィッシュ。






次回は6月6日(日)、福島県 桧原湖 ママキャンプ場前で開催されます。
この時期は数釣りは難しいものの、浅いエリアでスポーニングを意識した大型のスモールを狙える大会になることが予想されます。新緑豊かな初夏の裏磐梯をご家族と一緒に過ごされてはいかがでしょうか。
是非とも多くの方のご参加をお待ちしております。
なお、エントリーの詳細につきましては、後日F.B.I.ホームページ(http://www.floaters.jp/)
にアップされる大会案内をご覧下さい。
Report:M.Fujii
Photographer:T.Kawamura
桜も散り、春が進むと思われたこの時期に寒波が到来し、朝の気温は3℃、水温10℃、無風。また、代掻きの水が各水門から流れ込み、水門付近を中心に水質は全体的に白にごり。
プラの様子では、濁りの影響からかバイトが遠いことと、釣れても600g程度の魚が多いこと。
それでも活性は低くないはずだと、本来シャローに居るであろうスポーニングに絡んだ魚を探すために選手たちは広いエリアに散っていきました。キッカーフィッシュは少ないもののキーパーサイズは多いといわれる小野川エリア、その結果はいかに・・・!




当日は気温が低く無風。温度差で煙が留まる。
大会のスタートエリアは小野川のワンド北側。ノンオール艇が3名、オール艇が20名の計23名のエントリー。昼前から気温が上がり、風が吹き始めてから状況は好転したようですが、結果は、やはりシャローエリアから持ち込まれた魚が多かった様子。そして予想通りキッカーフィッシュが一本も出なかったことで、3本のリミットメイクを達成した3名がそのまま上位のお立ち台となりました。



ノンオールのスタート。鏡のような湖面に緊張感が漂う。
大会を見守るお客様






オール艇のスタート準備

オール艇スタート!!
スタート対岸を流す保坂氏
今回はノンオールの今井氏
カバーを撃つ坂氏
岬周りを狙う内藤氏
初参戦の堀川氏
ゼロ戦デザイン画映える菅谷氏
釣りは真剣(笑)片岡氏
護岸に張り付く川村氏それでは、お立ち台3名の紹介。
3位は、スタートエリアのワンド上流部にある非常に浅い川のカバーや、スタートエリア対岸のストレッチにある浮きゴミなどから、6本のキャッチで入れ替えを行い3本1720gを持ち込んだ菊地氏。


パターン解説にギャラリーは真剣菊地氏は前回の牛久戦の優勝者であり、春のフラットレイクに強く、同じエリアを釣っていてもいつも彼だけが大量水揚げをするので、その釣り方は他の選手の気になるところ。
ルアーは?・・・「いつものアレ と いつものコレ」(センコー&テキサスリグ)
パターンは?・・・「パターンなんてないです。」
釣った場所は?・・・指を指しながら「あそことあそこ。 あと、あっち。」
アクションは?・・・「なんとなく。気分で。」
・・・うーん。。。強さを否定したい。
続く2位は、3本で1860gを持ち込んだ藤井氏(私です)。

3位の菊地さん同様、パターンはありません。新古渡橋から数えて2本目の橋まで上がり、上流域からスタートエリアまで下りながら釣りをして揃えました。ルアーはパワーホグのテキサスと5”プロセンコーのネコリグ。川の流れの裏側と浮きアシなどをザッとひと流し。前日行った3時間ほどのプラで600gほどの魚が簡単に8本釣れたので、大きい魚は諦めて、考えずに流しました。
そして優勝はこの男。ビッグフィッシュを含む3本2400gを持込み、霞ヶ浦での強さを見せ付けた長谷川氏。

ライブウェルから魚が引き上げられる期待の瞬間。プラの時間がほとんど取れなかったため、棚→川筋→チャネルブレイク→オダ→アシという条件で地形変化の大きい小野川河口で粘り、魚の居所を絞り込んでいく釣りでグッドフィッシュを揃えた。ルアーはゲーリーミディアムクロー(ブラウン&オレンジ)のテキサスリグで、ここでは浅場にいる魚のコンディションが良かったとのこと。短時間でこの答えを導けるのが彼の強さの所以とも言えるでしょう。

お立ち台の3名長谷川氏と菊地氏は2戦続けての連続お立ち台。
2戦を終えて二人のポイントは、互いに1位、3位、ビッグフィッシュ賞という驚異的な結果で、互いの手の内は知りながら、スタイルは全く逆。序盤戦にこのような見解は時期尚早だが、この2人が今年の優勝争いを引っ張っていくことは間違いない。あたかもセナとプロストの対決のように、今後の展開が愉しみである。
なお、今回初参加した堀川氏は下肢障害で日常生活には車椅子を使用しているため、フィンワークの代用としてエレキの使用を認めました。今回は自作のロッドをはじめ、見たこともないルアーが入ったタックルボックスを携えてF.B.I.に殴りこみ(笑)。堀川氏も初参加のメンバーとして例に違わず、他のフローター改造に興味津々でした。そして、「FBIってトッパーたちが集まるユルい大会だと思ってました。でも、みんなトーナメントに本気じゃないですか・・・。」という驚きと、「なぜ(他の人が自分より)速い?」「なぜ(フローターが)軽い?」といった疑問を抱き、次回に課題を残した様子。もともと手づくりが好きという彼の改造欲と釣り欲に火がついたようです。本気のフロータートーナメントF.B.I.にようこそ。
<成績表>
ビッグフィッシュ賞:長谷川和雄 965g
~順位表~
1位 長谷川和雄 3本 2400g
2位 藤井将之 3本 1845g
3位 菊池昭彦 3本 1720g
4位 保坂政博 2本 1105g
5位 飯塚賢一 2本 895g
6位 富永裕一 1本 775g
7位 川村俊明 1本 710g
8位 細貝浩一 1本 650g
9位 坂祐次 1本 630g
10位 土野究 1本 625g
11位 宮崎幸治 1本 270g
以下、12名ノーフィッシュ。






次回は6月6日(日)、福島県 桧原湖 ママキャンプ場前で開催されます。
この時期は数釣りは難しいものの、浅いエリアでスポーニングを意識した大型のスモールを狙える大会になることが予想されます。新緑豊かな初夏の裏磐梯をご家族と一緒に過ごされてはいかがでしょうか。
是非とも多くの方のご参加をお待ちしております。
なお、エントリーの詳細につきましては、後日F.B.I.ホームページ(http://www.floaters.jp/)
にアップされる大会案内をご覧下さい。
Report:M.Fujii
Photographer:T.Kawamura
