
2012年9月9日(日)、トーナメントもいよいよ終盤戦に差し掛かりました。迎えるトーナメント第5戦は『牛久沼』。
例年では、春または秋の開催となっていた牛久沼ですが、今年は本家本元、本気のカバーフィッシングを体験するべく晩夏の牛久沼が選ばれました。
しかしここは『猛暑のシャローマッディ』
・・・この言葉だけで予想はつくが、事前情報によるとやはり『激渋』との情報。水温は30℃を超え、さらに2週前8月以降から水位は減り、-50cm程の減水状態。
「釣れるのか?・・・」という選手の疑問を事務局は聞き入れることもなく(笑)、大会は開催されました。

今回の参加者は35名。うちノンオール艇が7名のエントリー。
当日の水温は30℃前後。ノンオール艇が5時半、オール艇が6時半のスタート。ウェイインは13時半。大会当日は快晴。昼前から南東の微風。
開会式。ルール説明が行われる。
FBI初 熱中症対策として『水分2リットル持参』の義務化(笑)
~準備~

エントリーは一箇所。 皆で手伝いながら順番に入る。

動画撮影の井上氏。 スタート風景を撮る。
~スタート~
日差しが入る時間には猛暑となることが予想されるため、朝一に勝負をつけたい選手たちは慌しく各ポイントに散っていきました。また、朝の9時半から同エリアにてうなぎの放流イベントが行われる予定があり、スタートエリアでは9時半以降のうなぎパターンもあるのでは?(笑)という噂も・・・。

スタート直前。この瞬間がたまらない。
~大会風景~

いつもどおり他の選手を見送ってから、人気のない場所に向かう 「裏道釣り師」保坂氏(右)

新艇を導入 古瀬氏
保坂氏が笑顔で帰着。と、いうことは?

ノンオール艇。牛久沼に浮く姿が絵になる。


強烈な日差しから首周りを守る機能的な帽子。内藤氏

こちらはタオルで。山岸氏
こちらもタオルで。伊藤氏
またまたタオルで。栗本氏
以上、2012真夏の牛久沼メンズコレクション
It's『アラビアンスタイル』
流行の予感。。。

保坂氏(左)、荒木氏(右)

飯野氏(左)、城川氏(右)

人気エリアの西谷田川河口
空と緑と湖と。カメラマンが好む牛久沼の風景
『FBI 4コマ劇場』
川:「アシの奥も釣れないな。。。魚はどこだ?」
神:「土手の向こうがパラダイスになっているらしいぞ」
川:「なに!?」
川:「ちょっと行ってくる!!」
出演:中部神起






~ウェイイン~
35名中、5名のウェイイン。かなり厳しくなることが予想されていましたが、やはり牛久沼は、「うぅ・・・死、苦、沼・・・(by 副代表)」だったようです。
高水温、大減水は牛久沼の状況を一変させた様子で、多くの選手が雷魚をキャッチしていた模様。期待の「うなぎパターン」も予想外の大型うなぎの放流で、放流する子供たちが盛り上がったのみ。
スタート前に「35名中5人がキャッチできれば良い方では?」という嫌な予想が残念ながら的中してしまいました。

貴重な1本をキャッチした飯野氏。
今期、ウェイイン率100%!城川氏。
<表彰式>
それでは上位3名を紹介します。
3位は2本で1165g、昨年・一昨年のフローターマスター長谷川氏。



今回も機動力を生かしてスタートエリアから遥か遠方を視野に入れたプラクティスを行い、過去に例を見ないほどの遠方となる西谷田川最上流部をメインエリアとしました。朝一、今大会優勝の真下氏とまさかのポイントバッティング。プラクティスでよい感触を得られていたスポットから下流部のアシからスタートしたものの、朝の一本目から痛恨のバラシ。朝一のバラシはその一日の象徴と言われるように、その後も4バイトを得ながらもいずれも無念のフックオフ(使用ルアー:ファットイカ)。一度は戦意喪失しながらも真下氏が上流部のスポットをはなれた後、モチベーションを取り戻してなんとか2本を追加した様子。本人曰く「今回はモチベーションを回復して2本を追加した自分を褒めたい」と話していたように、猛暑の中で1時間半ほど漕ぎ、たどり着いたポイントがバッティングし、朝一にバラシ、さらに続けてバラシ、気温はさらに上がっていく・・・このような状況でも上位入賞してくるメンタル力も、さすがチャンプといったところでしょう。
2位は2本で1220gをキャッチした藤井氏(私です)。



当日は細見広場上流域で沖の杭を巡る旅。
3週間前にプラクティスに入ったときは水位があったのでローライト時にフロッグでよい釣りが出来ていたものの、前日現地入りし、超減水の湖を見て唖然…。前日プラはバンクを捨て、沖のストラクチャーの魚の状態を調べました。結果、一級エリアの杭を何度も周り、タイミングと運任せ・・・といった作戦で、風が吹き出した8時頃にフォール後のステイで一本、10時頃にフォール中のバイトで2本目を追加しました。ルアーはスモラバ(プロズファクトリー K-dama 1/16oz)+3’パワーホグ。
そして優勝は、2本ながら1880gのビッグフィッシュを含む2940gを持ち込んだ真下氏。




2週間前のプラで入った西谷田川の上流7kmほど離れた場所にハニースポットを見つけており、通常はエリア外ともいえる遠方のポイントながら、偶然にも3位の長谷川氏のポイントとバッティング。ポイントに向かいながらどちらが先に入るかといった話がなされ、上流部を真下氏、下流部を長谷川氏でシェアすることに。幸い上流部が効奏し、朝一からテキサスリグ(ドライブクロー)でビッグフィッシュを含む2連発。
2戦前に優勝した山中湖同様、プラで見つけた魚を朝一に確実に仕留め、早々に勝負を決めました。その後は悠々と下流にくだりながら流したものの追加はなし。しかしながら当日のコンディションから言えば「一本キャッチできれば上々」という状況の中で、優勝を確信してよいウェイトを持っていました。
今期、2勝目を挙げる快進撃で周囲には「勢い」といわれるものの、真下氏の勝利は、「長い釣り暦から生まれる野生感」に加えて、熱心なプラクティスと猛暑の中で7kmを漕ぐ体力と短時間に勝負をかける決断力、一本の価値にこだわる判断力など、勝者になるべき準備があってこそ。2位以下を突き放す見事な優勝、本当におめでとうございました。
今大会は稀に見るタフコンディションではありましたが、いつもの大会とはひと味違った「一本を追いかける価値」を楽しめたのではないかと思います。結果、「朝の一時間」の重要性からノンオールを選択するか否か・・・と迷う選手もいて、こういった部分もFBIトーナメントの醍醐味のひとつといえるでしょう。
入賞されたみなさま、おめでとうございました。
また猛暑の中、体調を崩す選手もなく全員が無事に大会を終えることができたこと、選手皆様の自己管理に感謝いたします。

最後に、スタートエリアのガラスの散乱を片付けてくださり、同場所でのうなぎ放流イベントとの重複開催を調整いただいた牛久沼漁協、大会を支えてくださる協賛各社様にこの場を借りて深く感謝いたします。
<成績表>
優勝: 真下桂一 2940g/2本
2位 藤井将之 1220g/2本
3位 長谷川和雄 1165g/2本
4位 飯野大介 720g/1本
5位 城川晃邦 565g/1本
ビッグフィッシュ賞: 真下桂一 1880g
次回 フローターマスターズ第6戦は10/21(日) 茨城県外浪逆浦で開催されます。
また、みなさまとお会いできることを楽しみにしています。
report: M.Fujii
photo: T.Kawamura, H.Oda
movie: T.Inoue






