20010 F.B.I. フローターマスターズ 第6戦 霞ヶ浦(東浦)

2010年10月3日(日)、茨城県霞ヶ浦にて2010 F.B.I. FLOATERMASTERSトーナメント第6戦が開催されました。

今年度のトーナメントトレイルも最終戦を迎え、年間タイトルが決定する大事な一戦。
ポイントランキング首位の長谷川氏と、7ポイント差で追いかける藤井氏(私)、そして僅かながら逆転の可能性がある菊地氏の3名。1位と2位のポイント差は7ptながら、ここまで既に1、2、2、3位のポイントが加算された藤井氏はBF賞か2位以上の順位が逆転の必須条件。対する長谷川氏は、3位以上となればマスター獲得はほぼ確定という状況。プラクティスの情報では互いにビッグフィッシュ狙いに的を絞っており、長谷川氏が2400g、1700g、藤井氏が1400gフィッシュとキーパーパターンを掴み、互いに一歩も引かない状況。
そして他の選手もクラシック出場権を賭けた大事な一戦で、ボーダーライン上にいる選手たちも事前のプラクティスを十分に積んでおり、僅差の対決が注目されました。

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晴れわたる秋の空

当日の天候はさわやかな秋晴れ、無風から昼前に弱い北東風。水温は20~22℃。
数日前の大雨の影響で、増水から減水に反転する時期。また、川は水流が発生しており水質は恋瀬川がクリア、本湖はステイン。一見、絶好の釣り日和で釣れそうな雰囲気ながら、前日や前週と異なり水面で跳ねるベイトが全くいないという不思議な状況。選手の中では大雨の影響でPh値が下がっているのが原因では?との声もあり、厳しい大会になることが予想されました。

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大会前夜の来客

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大会当日。まだ暗い中、受付が始まる

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朝のミーティング

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AM5:30 ノンオール艇のスタート

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初参加の齊藤氏

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ノンオール艇のスタートを見守る

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スタート前、ポイントを見つめる菅谷氏

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フィンを装着する城川氏。モデルポーズではありません。

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スタートを待つ内藤氏と保坂氏

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準備を進める初参加の佐藤氏

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富永氏

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河田氏

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影山氏

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ホシシ氏

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談笑する長谷川氏、井上氏、真下氏

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これでも朝6:30。暑くなりそうだ。

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スタート直前

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スタート!横並びの3選手。移動速度も釣果を左右する。

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マスター候補の長谷川氏。なんと、ここから6.5km先のポイントを目指した。

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静かな湖面に漕ぎ出す川村氏

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キャストの確認?伊藤氏

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スタート直後。アシ際を攻める城川氏



結果は、26名中7名のウェイインという何とも寂しい釣果になりました。
その中で、フローターマスター争いを繰り広げる3選手が、あろうことか揃ってノーフィッシュ・・・。何とも冴えない幕切れで、本年度のフローターマスターは長谷川氏に決定しました。


ウェイインする選手たち

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ノンオール艇の小熊氏

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菅谷氏

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クラシック出場なるか?土野氏

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こちらもクラシック出場なるか?宮崎氏


上位3選手を紹介します。

3位は,FBIの重鎮、ベテランの吉川氏。
ウェイトは2本で970g。恋瀬川に入り、前日プラで主要なポイントを釣るも反応なく、当日はプラとは逆の発想でまったくプレッシャーが掛かっていないあろう川の上流部のスーパーシャローをバイブレーションと1/2ozのスピナーベイトで流してキャッチ。人気の恋瀬川、季節は秋、ベイトは少なく泥底でスーパーシャロー、クリアウオーター・・・条件は明らかに悪いと考えがちだが、ベテランならではの引き出しの多さで対応。「魚はどこにでもいるはず。」という言葉が印象的でした。
クラシック出場のボーダーラインにいた吉川氏。今回の入賞で出場なるのか集計が待たれます。
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2位は、霞ヶ浦戦ではBF賞の常連で、頻繁に見せ場を作ってくれる伊藤氏。
ウェイトは2本ながら2250g。近日の増水で、普段は手を付けない浅いアシに着目。朝、東浦北岸のアシに向かいヤマセンコーでキロフィッシュをキャッチ。対岸に移動し、ジャカゴのインサイドの浅いアシで、今大会のビッグフィッシュ賞となったキロフィッシュを再びキャッチ。2本のキロフィッシュを持ち込み貧果(笑)の会場を盛り上げました。
普段はトーナメントでもザラスプークなどのトップウオーターを駆使してビッグバスを狙う伊藤氏。「この微妙な時期はトップに反応が悪い」との判断ながら「もう少し季節が進めばトップの反応は良くなる」との話。フィネス全盛期以前からひたむきにトップウオーターに磨きをかけてきた伊藤氏のみが感じるフィーリングかもしれません。

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注目の検量。

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体が大きい伊藤氏が持つと魚が小さく見える(笑)

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伊藤氏らしくBF賞を獲得
 
そして優勝は、昨年秋の外浪逆浦戦に続き、秋の霞水系2連覇となった保坂氏。
今回も例に違わずスタート直後に周囲の動きを確認してから、人の少ない場所を目指す通称「裏道釣り師」ぶりを発揮。人のいない八木干拓にあるテトラを釣り、3本2385gを揃えた。ルアーは、テトラと網の間を4’パワーホグのテキサスで、水没したテトラ周辺をスピナーベイトで2本キャッチ。当日はテトラの沖を釣るとキャットフィッシュが多く、インサイドを釣るとバスの反応があった様子。
大会前から優勝候補に挙げられていたが、どのような状況でも安定した釣果を生む保坂氏らしさが出た大会になりました。

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ライブウェルから魚を抜き上げる

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表彰式の様子
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発表を待つ参加者

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ブービー賞は菅谷氏。なんだか不満そう。。。

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初参加の佐藤氏と斉藤氏に協賛品が贈られた。

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U型フローターで脅威のキック力を披露した斉藤氏

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初参加の佐藤氏。ポンツーンボートでは今回が初浮き。水上の気持ち良さを実感していたようです。

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協賛賞品はじゃんけん大会で。

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2010年度フローターマスターにトロフィー授与。
マスター争いを繰り広げた相手に握手を求める(右)が、長谷川氏の眼中にない(笑)

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2度目のフローターマスター、おめでとうございます


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上位3名
 
ビッグフィッシュ賞:43.5cm 1115g(伊東洋治)

優勝  保坂政博  3本  2385g
2位  伊藤洋治  2本  2250g
3位  吉川博文  2本  970g
4位  小熊一弥  1本  715g
5位  土野究  1本  675g
6位  菅谷武志  1本  625g
7位  宮崎幸治  1本  575g

以下、19名ノーフィッシュ。


2010年度のフローターマスターズトーナメントは今回で終了いたしました。遠征の多いトレイルですが参加された選手の皆様、今年一年、大変お疲れ様でした。私自身、素晴らしいメンバーたちと共に充実したトーナメントライフを過ごせたことを感謝いたします。

さて、今年活躍した選手の皆様は、今年一年の締めくくりとなるビッグイベント「フローターマスターズクラシック」が10月24日(日)に山中湖で開催されます。
招待選手の皆様、最後のお祭りを楽しみましょう。
近日、大会の開催概要と招待選手紹介、「豪華賞品が当たるトトカルチョ」の発表を本部ログ上で行いますのでお楽しみに。

Report&Photo :M.Fujii & T.Kawamura



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2010 F.B.I. フローターマスターズ 第5戦 真野ダム

9月5日(日)、2010年度F.B.I. フローターマスターズトーナメントの第5戦が福島県真野ダムにて開催されました。

プラに入った選手からの事前情報では、ノンキーは何を投げても釣れるがサイズを選ぶのが難しいとのこと。しかしながら一部の選手の中には「これぞ真野ダム」という2キロ近いスーパーキッカーを穫っている選手もおり、どのような結果となるか全く読めない状況でした。

また、この猛暑に伴う大減水により、夏の定番ポイントのインレットは全て干上がり、前回の開催時(2008年6月)には豊富にあったシャローカバーははるか水の上に。近年は魚種も多様化している様子で、ほぼ初開催のフィールドと言っても過言ではないこの状況に、選手達はおおいに悩まされました。

【前日プラ】

9f394b1e減水で多くのスタンプは水の上に・・・。

Photo:M.Fujii






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エレキで移動する坂氏。プラでは動力の使用も可です。

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プラではフライで楽しんだ吉川氏。

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藤井氏

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Photo:M.Fujii






cf80630b土野氏

Photo:M.Fujii

















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スタート地点に住み着いている人懐っこい野良猫。頭の上にいるのは藤井氏(笑)






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子猫もいます。可愛すぎる・・・。

Photo:M.Fujii

















今大会はノンオール艇が6名、オール艇が20名の計26名がエントリー。
ノンオール艇はオール艇よりも朝1時間早くスタートできるため、選手の中には前日プラの状況に応じてどちらで出場するかを決める選手もいます。特に夏の暑い時期などは、この朝の1時間が勝負を左右することもあります。このような戦略や駆け引きも、F.B.I.ならではの楽しみ方ではないでしょうか。

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まだ夜が明けきらない4時30分、受付開始。

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5時30分、ノンオール艇スタート。

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土野氏

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ミスターノンオール。小熊氏と細貝氏。

Photo:M.Fujii
















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Photo:M.Fujii

















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細貝氏

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スタートが1時間遅いオール艇の面々は余裕のラーメンタイム。

Photo:M.Fujii





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ポンツーンを協力して運ぶ角田氏(左)と真下氏(右)。角田氏は1人で運べそうな気がするのは私だけだろうか・・・。

Photo:M.Fujii




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大会当日の天候は晴れ。10~11時頃からは風が吹き始めましたが、晴天無風の非常に暑い日になりました。キーパーを釣るのが難しいと思われましたが、猛暑の中26名中15名の選手がバスをウェイインしました。シェードやインレットがないこの状況で、今回のキーとなったのはやはりベイトフィッシュ。水深 5~7mにスクールするワカサギのレンジを意識し、それが絡むストラクチャーや地形変化を狙った選手たちが良い釣果を上げていたようです。

また、今回は表層付近の水温が30℃前後と高かったこともあり、ライブウェル中の魚が弱って大会中にリリースした選手が多かったようです。
魚を釣るだけではなく、ウェイインまで魚を元気に保つ技術が試された大会でもありました。

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菊池氏

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内藤氏

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鈴木(智)氏

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吉川氏

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岡崎氏

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ウェイイン風景。

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新鮮な魚たちにネコも完全に捕食モード・・・。

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45cmクラスをバラシたそうな・・・残念。















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並木プロではありません(笑)







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ナイスフィッシュを揃えた宮崎氏。









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デッドフィッシュのため残念ながら2本のウェイインとなった富永氏。


3位は,前回の三春戦から参加のロコアングラー星氏。
ウェイトは3本で1825g。1箇所の立木エリアに狙いを絞り,ダウンショットを立木に引っ掛け、シェイキングでバスに口を使わせた。ワームはアライブシャッド。立木に巻かれてもベイトタックルで対応し、見事グッドサイズを3本揃えた。
三春ダム戦から2戦連続でグッドサイズのリミットを持ち込んだ釣りの実力は疑う余地はない。参戦2戦目にして早くもお立ち台入賞を果たした星氏。今後の活躍に期待したい。

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2位は、今回で4戦連続お立ち台入賞の藤井氏。
ウェイトは3本で1855g。水深4mから10mに落ちるブレイクを攻め、ウルトラスレッジで中層を早引きするパターンで800gを含むグッドサイズのスモールをキャッチしたが、ライブウェル中の高水温に耐えられなかったスモールが弱ったためリリース。すぐにラージパターンに切り替え、ブレイクエッジ付近のボトムをドラッギングで攻めグッドサイズのラージを揃えた。
いつもながらどんな状況でも魚をキャッチする状況判断と対応力はお見事。今年度のマスターを完全に射程距離に捉えた藤井氏。最終戦で2005年度に続く自身2度目の栄冠に挑む。

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そして優勝は、霞ヶ浦(小野川)戦に続く優勝&ビッグフィッシュ賞を獲得した長谷川氏。
43.5cm、1115gのビッグフィッシュを含め、ウェイトは3本で2635g。
水深5~7mのフラット上のベイトにつくコンディションの良い魚を、メタルジグのシューティングでキャッチした。プラを通してバスが横の動きに反応が悪くなっていく状況を見極め、縦の動きでキッカーフィッシュを獲るパターンを導き出した。
現在のF.B.I.において、最も「勢い」と「強さ」がある長谷川氏。
2007年度には最終戦での大逆転でマスターを獲得したが、今回はポイントリーダーとしてマスターを賭けた最終戦に挑む。最強の巻物王子に死角はない。

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表彰式

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表彰式の興奮でズボンがずり落ちた城川氏(笑)

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お立ち台の3人。おめでとうございます!

参加された皆さん、暑い中お疲れさまでした!



ビッグフィッシュ賞:1115g(長谷川和雄)

優勝:長谷川和雄 2635g/3本
2位:藤井将之 1855g/3本
3位:星修二 1825g/3本
4位:富永裕一 1405g/2本
5位:宮崎幸治 1205g/3本
6位:坂祐次 1120g/3本
7位:細貝浩一 1115g/3本
8位:菊地昭彦 940g/2本
9位:保坂政博 760g/1本
10位:鈴木謙二 715g/2本
11位:城川晃邦 705g/2本
12位:川村俊明 590g/2本
13位:真下桂一 495g/1本
14位:土野究 370g/1本
15位:内藤臣 215g/1本(遅延ペナルティ:-200g)

以下、11名ノーフィッシュ。

今年度のフローターマスターズトーナメントも残すところあと一戦。10月3日(日)、運命の最終戦の舞台は霞ヶ浦(東浦)です。

最終戦を前にして今年度のフローターマスター候補は長谷川氏、藤井氏、菊池氏の3名に絞られました。誰がマスターを獲得しても誰もが納得の実力者3名。近年稀に見るハイレベルなポイント争いを制するのは誰か?

残暑も和らぎ快適に釣りができる季節になってきました。秋の霞ヶ浦の気まぐれパワフルバスを狙い、皆でフローターフィッシングを楽しみましょう!
皆さんのエントリーをお待ちしています。

エントリーの詳細につきましては、後日アップされる開催案内をご確認下さい。

Report&Photo:T.Kawamura

2010 F.B.I. フローターマスターズ 第4戦 三春ダム

2010年7月4日 福島県 三春ダム
フローターマスターズトーナメントも後半戦に差し掛かり、年間ランキング争いも熾烈になってきました。第4戦となる今回は、樹齢400年の「三春滝桜」で有名な福島県三春ダム。昨年春にも開催された三春ダムは、知る人ぞ知るビッグフィッシュレイクです。このダムの水は飲料水に用いられているため船外機・エレキなどの使用は一切禁止。陸からのアプローチも困難で、また厳重に立ち入り禁止や釣り禁止区域が定められており、参加者には詳細地図が配布されました。

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スタートエリア桟橋から湖を望む

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禁止エリア(赤く塗ってある場所)


大会当日の水質は、4日前に終日大雨に見舞われたこともあり、各バックウオーターは泥にごり。本湖は、場所によりジンクリア~ステイン。
天候は曇りで、当日の水温は23℃。風速は6mの予報。
三春ダムでは春先から夏にかけて段階的水位調整を行っており、春から8m程度の減水が続き、現在でほぼ下げ止まっている状況。春に見られたブッシュ類は水面のはるか上でした。
それでも、4本の川筋とそれぞれにある堰堤、無数のワンドと岬で形成された複雑な形の湖には、マンメイドストラクチャーやスタンプが点在し、ポイントには事欠かない様子です。
今回の参加人数は23名。その内ノンオール艇が4名、オール艇が19名のエントリー。ビッグフィッシュへの期待膨らむ中スタートし、各選手は美しい湖上に一斉に散っていきました。
大会中は昼近くまで曇り、昼近くに太陽が現れてから蒸し暑くなり風も弱まりました。


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スタートを待つ愛艇たち

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準備を進める選手

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三春ダムがホームレイクの三浦氏と星氏。

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三浦氏のライブウェル。
切る線を間違えると爆発する仕組み(笑)


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このスロープを上るのがキツイ・・・。
この上はヘリポート兼大会本部。ここには緊急時にドクターヘリが降り立つ。

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スタート前の緊張感が漂う細貝氏。

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スタート直後の小熊氏

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今回もノンオール艇を選択し、トップウォーターロッドでトーナメントを闘う吉川氏

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バズベイトを引く吉川氏。「ノンオール艇のスタイルが自分に合っている」※ご本人談

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大量のタックルを積み込む川村氏。ポンツーンならこの量も可能。

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現在、年間ランキング1位を走る菊地氏と保坂氏。

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終了時刻に近づき、帰着申告をする選手たち

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続々と戻る選手

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帰着に向かいながら互いの釣果を話し合う

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2気室のフラットボートに乗る土野氏。

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スカリを引く吉川氏。

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昨年優勝の岡崎氏。結果はいかに・・・。

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日本に3台。限定カラーのポンツーンに乗る菊地氏。

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進んで選手たちのポンツーンを桟橋に引き上げる土野氏。
助け合いの精神を見習いたい。

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ノンオール艇にEAGLEの大画面魚探を装備した伊澤氏。



さて、気になる結果は、、、
ビッグフィッシュの期待が高まる中、参加者23名中、16名がウェイイン。
プラでは、数名が3本で5kgオーバーという派手な釣果でありながら、大方の予想どおり(?)大会当日の状況は一変。当日の水温は23℃とまさにバス日和のはずでしたが、前日の水温に比べると4℃程度下回り、この急激な変化によって、プラで見えていた魚がどこかへ行ってしまったという声が数多く聞かれました。
魚をキャッチした選手たちの釣り方は様々でしたが、浅いレンジでリアクションバイトを狙っていった選手と、一時間早くスタートできるノンオール組が時間のメリットを生かし、良い結果に恵まれたようです。

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ポッパーでキャッチ。井上氏。トーナメントシャツが素敵だ。

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ナイスコンディションをキャッチ。長谷川(友)氏

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こちらもグッドフィッシュ。小熊氏。

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バラシを多発し「全米が泣いた」(笑)、吉川氏。

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50オーバーの見事な魚をキャッチした星野氏。

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この男は外さない。ポイントリーダーの菊地氏。

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初めての湖でも確実にキャッチ。実力は折り紙つきの坂氏。

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東北戦では生き生きしている(笑)富永氏。

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初参加、スーパーロコの星氏。さすがです。

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細貝氏のウェイインで、会場がわきあがった後の計測で苦笑い・・・。保坂氏。





そして上位3名と各賞の発表をします。

優勝は、自身が持つFBIレコードを塗り替えた川村俊明氏が3本で4785gというビッグウェイトを掲げて優勝。プラで見つけていた好場所(インレットとリップラップの複合ブレイク)をクルーズするバスに目をつけていたが当日は不発。そこで何気なく投げたバイブレーション(ラトルトラップ)で釣れた魚をきっかけにポイントを見切り、移動を決断。バスが人のプレッシャーを感じていると判断し「この濁りはむしろバスの警戒を解く」との考えでカフェオレ色の上流部へ移動。濁りの入った川筋で大岩の脇をパラマックス5”のノーシンカーを通してリミットを揃えました。今回、1500gより大きな魚は行動パターンが若干違うと言われていた中で、平均1600gのグッドコンディションで3本を揃えたことはもちろん賞賛に値しますが、前日との状況変化にいち早く気付きアジャストした判断力、神経質な大型のバスに口を使わせる技術は、さすが昨年度のフローターマスターといったところでした。

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2位は、ノンオールで参加の細貝浩一氏が、なんと50cmオーバーの2本を持込み4155gというビッグウェイトをウェイイン。
一時間早くスタートできるノンオールのメリットを生かして、朝の早い時間帯に同エリアで2本のビッグフィッシュをキャッチ。ウェイインの際には、バッグから続けて出される規格外の魚体に会場はどよめき、自然に拍手が沸きあがりました。ルアーは、スイミーバレットのダウンショットリグ。2本ともフォール中のバイトとのこと。今年、好調の細貝氏は第四戦終了時に年間ランキング6位とフローターマスターを狙える位置につけており、朝の早い時間帯が有利に働くこれからの時期、ノンオール艇を生かした戦略で上位陣を脅かす存在になるでしょう。
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3位は、藤井将之氏(私です)が2本2690g。
本湖のメインチャンネルに面した岬とその周辺を広いエリアで巡り、水中のスタンプ&バスの稚魚が固まっているスポットを表層系のルアー(ジャバロンとフラッシュJ)でランガン。周りをキョロキョロし、ボイルを見つけては近づいていってキャストするという、実に戦略的かつ緻密な方法(笑)でリミットメイク。残念ながらウェイイン時に少し弱った固体をリリースし、2本ながら3位となりました。
もし、禁断のタラレバを語るならば、リリースした魚をウェイインできていたら・・・、やっぱり同じ順位でした。。。(それだけ上位二人が凄かったということで)
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ビッグフィッシュ賞となった岡崎誠二氏の2350g。前年春の大会で優勝したディフェンディングチャンピオンらしく、ワンナップシャッド(大)のテキサスを沖の立ち木に絡めてキャッチ。ここが本当のタラレバを言わせてもらいたいが、「この魚より大きな魚をランディング時にミスした」との報告もあり、その魚を見てみたかったというのが本音である。
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そして、ブービーは・・・、伝説の男 三浦氏。
やはり何かを持っています。転んでもタダでは起きません。
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今回、23名中16名とウェイイン率は70%と高く、持ちこまれた24本のバスの平均ウェイトは【1395g/匹】と期待を裏切らない結果となりました。今回は大会中に50cmを越える個体が4本持ち込まれ、表彰式では特別に1800g以上のビッグフィッシュを釣った方のパターン紹介を行いました。

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表彰式

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上位3名

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集合写真



今回の大会開催にあたりご協力いただいた、三春ダム管理事務所、三春町役場、三春町営ボート場(教育委員会)、三春町消防局の方々にこの場を借りて感謝いたします。
近年、釣り人が残したゴミや立ち入り禁止区域での釣り、エレキ持ち込みなど釣り人のマナーが悪いとの指摘を受けています。湖のルールを遵守し、湖が身近である私たち釣り人のゴミは必ず持ち帰り、湖のルールを守り、周辺住民の迷惑のならないよう心がけていただくことをお願いいたします。

次回は9月5日、福島県 真野ダムで開催されます。
「東北の池原ダム」と称され、またメンバー内では「魔のダム ~Big Fish or No Fish?~」とも呼ばれる難解なこのダムで開催されるのはじつに3年ぶり。湖のFBIのビッグフィッシュレコードが出ている東北屈指のビッグフィッシュレイクでどのような戦いが繰り広げられるのか・・・。
ローカルアングラーの話では湖の様子は以前とは異なり、大会ではラージのみならずミックスバッグとなることが予想されます。幅広い釣りに答えてくれる(?)この湖で腕試しをしてみてはいかがでしょうか。U型・O型をお持ちで新規参加者の方も気兼ねなくご参加いただければと思います。
なお、エントリーの詳細につきましてはF.B.I.ホームページ(http://www.floaters.jp/)をご覧下さい。


~順位表~
優勝  川村俊明  3本  4785g
2位  細貝浩一  2本  4155g
3位  藤井将之  2本  2690g
4位  岡崎誠二  1本  2350g
5位  星修二    2本  2350g
6位  富永裕一  2本  2310g
7位  保坂政博  2本  2080g
8位  星野敦宣  1本  1890g
9位  吉川博文  1本  1830g
10位  井上徹也  1本  1810g

ビッグフィッシュ賞 岡崎誠二 2350g



~年間ランキング~ ※第四戦終了時 上位10名
1位  菊地昭彦  169 pt
2位  藤井将之  160 pt
3位  長谷川和雄 147 pt
4位  保坂政博  134 pt
5位  川村俊明  112 pt
6位  細貝浩一  102 pt
7位  城川晃邦  90 pt
8位  富永裕一  88 pt
9位  飯塚賢一  85 pt
10位  土野究   81 pt



Reported by M.Fujii

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